何度でも
Category : 中3

知識を獲得するまでの時間には個人差がある。
覚えの早い子は、それこそ1度、2度の取り組みで頭に入るが、
遅い子は何回も取り組まないと覚えられない。
現場(教室)にいて体感しないと、これはわからない。
例えば英語。
得意な子は数回練習するだけで英単語はもちろんのこと、英文さえも軽く覚えてしまうが、
苦手なたったひとつの英単語を覚えるためにできる子の数倍の努力が必要となる。
2倍ではなく、数倍だ。
本当に、7回、8回と何度も何度も書いて、やっと覚えるのである。
知識を獲得する早さでは競わせない。
そこにドラマは生まれないからだ。
知識の獲得に関しては、ひとりひとりをつぶさに見てあげればいい。
遅々とした歩みの中にも、その子だけのドラマがある。
十年やってきて、昔教わったことがようやくわかってきた。
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