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お手紙

Category : 卒塾生
お手紙を頂きました。
少しだけ紹介させていただきます。
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まずは四年の長きにわたり長男をお見守り頂きました事、又、迷走しがちな親子をお導き頂きまして、
誠にありがとうございました。
先日の授業参観でも楽しい時間を過ごさせて頂きました。
翌日、さっそく家族揃ってビデオを観ました。
私の父母も涙を流して笑い、「僕もこんな授業を受ける」と次男が言い、
三男までが「絶対に垂学に行く」と言ってました。
家族一同、かけがえのない宝物をいただいたような気持ちです。
本当にありがとうございました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


あたたかい言葉に胸がつまりました。
そして、最後の授業を終えたあとの気持ちを思い出しました。
しばらく立つことができませんでした。
やり終えたという達成感よりも、やり残したことへの悔しさが心を占拠していました。
もっとできたのではないか。
毎年のことですが、最後の授業のあとは自問自答を繰り返します。

お手紙をいただき、少し楽になりました。
わずかでも宝物を残すことができたのならば、これほど嬉しいことはありません。


子どもの世界に存在する学力ピラミッドは、思いのほか強固です。
学校という枠の中で生きている子どもたちが持ち得る判断基準はそれほど多くはありません。
勉強ができる、できない。
運動ができる、できない。
かっこいい、かわいい。
そうしたほんの少しの要素をもとにして、序列がつくられていきます。
巨大なエネルギーを内包している子は、そんな序列などいとも簡単に打ち壊してしまいます。
ですが、多くの子は、一度つくられた序列の中でもがき、時には自分の可能性をも封印してしまいます。
もしも私の仕事が、序列づくりを助長するものであるならば、これほど悲しいことはありません。
少なくとも子どもの教育に関わる以上は、序列を自らのエネルギーで打ち壊すような元気な子を育てることにその力を向けたいと考えています。

12代目の生徒たちには、多少なりともそのエネルギーがあったように思います。
勉強ができないからといって、卑屈になる子はいませんでした。
また、勉強ができるからといって、人を見下すような子もいませんでした。
テストでいい点とる子も、そうでない子も同じ高さに目線をもち、軽口を言い合い、茶化しあい、
時に感嘆の声をかけあっていました。
そうした子どもたちだったからこそ、あのような授業参観になったのだと思います。
親の前という、観客千人にも匹敵する舞台で、あれだけのパフォーマンスを繰り広げる中学生はそうそういません。
最後の最後に、彼らの心の強さを感じました。
ひとり残らず私の自慢の生徒です。


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