ラスト
Category : 16代目
2014年3月31日
おそらくカテゴリー16代目でブログを書くのはこれで最後。
明日からは新年度。
中3たちは高校生となる。

春が扉の向こうまでやってきたようだ。
あと2、3日もすればきっと満開だ。
今年度最後の日、甥っ子やめいっ子たちと公園で遊んでいたら、
「先生!」
呼ぶ声がした。
振り返ると、チャリンコに乗ったジャージ姿のヨウヘイ君がいた。

ふと手をみると、数珠がしてあった。

タカマサ君が夏の旅行で買った金運をよぶ魔法の数珠と同じだった。

「せんせい、ブログにのせんといてね」
と言って消えていった。
たとえ数珠を手につけていようが、少年は4月から高校生になる。
お金もある、地位もある、名声もある、そんな芸人が漫才師の卵たちに語っていた。
「夢を叶えたら、夢はひとつひとつなくなっていく。
残念ながら、いま居酒屋で夢を語り合ったら君らの勝ちだ。
十億で時間を売ってくれるなら変わってもらいたい。
いま、いっぱいお金をもっているけれど100パーセント君らに勝っているとは思っていない。
神様が時間を売ったる言うなら、オレは十億払う。
お金なくなってもいい。
もう一度勝負してみたい」
高校生になろうとしている君らには、お金も、ひとりで生きていく力も、何もない。
でも、君たちには「何もない、何者でもない」という希望がある。
希望は財産だ。
君たちは十億円に匹敵する財産をいま持っている。
今日という財産を、どう使うかは君らの自由だ。
希望という財産は、決して増えていかない。
昨日、今日と生きていくごとに減っていく。
なにもしなければ、大人になった時には何もない。
毎日少しでも一所懸命であったなら、きっと何かが残る。
それが君たちの自分で手にした本当の財産になる。
がんばれ、16代目。
さようなら。
おそらくカテゴリー16代目でブログを書くのはこれで最後。
明日からは新年度。
中3たちは高校生となる。

春が扉の向こうまでやってきたようだ。
あと2、3日もすればきっと満開だ。
今年度最後の日、甥っ子やめいっ子たちと公園で遊んでいたら、
「先生!」
呼ぶ声がした。
振り返ると、チャリンコに乗ったジャージ姿のヨウヘイ君がいた。

ふと手をみると、数珠がしてあった。

タカマサ君が夏の旅行で買った金運をよぶ魔法の数珠と同じだった。

「せんせい、ブログにのせんといてね」
と言って消えていった。
たとえ数珠を手につけていようが、少年は4月から高校生になる。
お金もある、地位もある、名声もある、そんな芸人が漫才師の卵たちに語っていた。
「夢を叶えたら、夢はひとつひとつなくなっていく。
残念ながら、いま居酒屋で夢を語り合ったら君らの勝ちだ。
十億で時間を売ってくれるなら変わってもらいたい。
いま、いっぱいお金をもっているけれど100パーセント君らに勝っているとは思っていない。
神様が時間を売ったる言うなら、オレは十億払う。
お金なくなってもいい。
もう一度勝負してみたい」
高校生になろうとしている君らには、お金も、ひとりで生きていく力も、何もない。
でも、君たちには「何もない、何者でもない」という希望がある。
希望は財産だ。
君たちは十億円に匹敵する財産をいま持っている。
今日という財産を、どう使うかは君らの自由だ。
希望という財産は、決して増えていかない。
昨日、今日と生きていくごとに減っていく。
なにもしなければ、大人になった時には何もない。
毎日少しでも一所懸命であったなら、きっと何かが残る。
それが君たちの自分で手にした本当の財産になる。
がんばれ、16代目。
さようなら。
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